園芸装飾技能士は国家資格の1つです。園芸装飾の専門家としての資格であり、学科試験と実技試験の2つに合格することで取得できます。1級から3級までの資格があるのですが、目指すのなら1級の取得でしょう。
園芸装飾技能士の受験資格と試験内容とは?
園芸装飾技能士の検定試験には受験資格を満たす必要があります。基本的には生花店での実務経験が問われるのですが、細かく見ていきましょう。
3級の場合、実務経験が6ヶ月以上必要です。ただし、職種と同じ学科を卒業している、もしくは在学中であれば不要になります。造園施工管理技士試験内容は学科が室内園芸装飾法やその材料などを含めた30問であり、制限時間は1時間です。実技は1時間20分で課題図に示されているインドアガーデンを製作することになります。
2級の場合、生花店での実務経験が2年以上必要となります。もしくは園芸装飾技能士の33級を取得後半年以上経過していることが条件です。ただし、職種と同じ学科の卒業者で800時間以上の修了をしているのなら実務経験が不要となります。
2級園芸装飾技能士試験内容としては学科が1時間40分以内に50問を解くというもので、3級よりも専門的な知識が問われるでしょう。実技は2時間のうちに培養土を作成し、鉢上げ、剪定などの整理作業を行います。
最後の1級ですが、こちらは生花店の実務経験が7年以上必要です。
また、職種と同じ学科を卒業している場合、高校なら6年以上、大卒で4年以上、短大と高専卒業なら5年以上と短縮されます。
他にも専修学校など厚生労働大臣指定校卒業者で、800時間以上の修了者は6年以上となり、同3200時間以上の修了者は4年以上となります。もしくは2級取得後、5年以上経過した人が対象となるので覚えておきましょう。
1級園芸装飾技能士試験内容としては、学科で1時間40分以内50題出題されます。内容は3級、2級よりもさらに高度な知識が必要です。実技の場合は4時間10分のうちに、課題図に示されているインドアガーデンを製作してください。
園芸装飾技能士の合格率はどのくらい?
園芸装飾技能士の合格率はかなり高めだと言えます。国家資格の中でも比較的に簡単な部類に入っており、2級と3級については7割超の合格率となっているくらいです。
1級にしても5割強の合格率がありますので、しっかりと経験をして園芸装飾技能士の検定試験へ向けて勉強をしていれば大丈夫でしょう。特に2級と3級は余程のことがない限りは合格できる数字です。1級についてはある程度はきちんと受験対策をしておくとより確実だと言えます。
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