造園施工管理技士は公園や庭園などの工事や管理を行う国家資格です。この資格を取得していると造園工事において主任責任者や専任技術者として従事することができます。造園関係では最高どの技術者であるのが造園施工管理技士です。
造園施工管理技士試験の内容や受験資格を確認しよう
造園施工管理技士の資格は1級と2級の2つがあります。2級の場合、高校の指定学科を卒業している場合は3年以上の実務経験が必要です。
指定外の学科ですと4年6ヶ月以上となります。短期大学または高等専門学校の場合ですと指定学科なら2年以上、指定外なら3年以上の実務経験が必要です。大学なら指定学科が1年、指定外学科なら1年と6ヶ月以上の実務経験になります。
その他の学歴の場合は8年以上の実務経験が受験資格です。1級になるとその他の学歴で15年以上と大幅に伸びるのですが、受験資格は多岐にわたりますので事前に確認しておいた方が良いでしょう。
造園施工管理技士試験の内容としては1級2級ともに学科試験と実地試験の2つです。学科試験では土木工学の他に施工管理や法規などについて問われます。実地試験は施工管理法についてのものです。
合格基準は1級も2級も同じで学科試験、実地試験ともに60%以上の得点率が必要となります。
管理施工技士の検定試験の中では取得しやすい資格とも言われていたのですが、最近では少し難易度が上がってきていますので、きちんと対策をしておきましょう。
ちなみに造園施工管理技士の検定試験は年に1回のみであり、1級は9月上旬に学科試験が、12月上旬に実地試験が行われます。2級は学科、実地ともに11月の中旬頃に行われるスケジュールです。
受験料は1級では学科と実地で別途10400円ずつ必要になります。2級は学科と実地あわせて10400円であり、学科のみ実地のみといった個別の試験を受験するのなら5200円です。
造園施工管理技士の合格率や難易度はどのくらい?
造園施工管理技士の合格率と難易度についてスポットをあててみましょう。平成26年度の1級試験のデータになるのですが、学科試験は受験者数が4220名で合格者数が1687名となり、合格率は40%です。実地試験については2300名が受験しており合格者数が777名になります。合格率にすると33.8%となるので、学科よりも若干低めだと言えます。
2級試験では学科試験の合格率が55.8%、実地試験では44.1%です。当然ですが1級よりも合格率が高いのが特徴でしょう。ちなみに学科試験の合格者よりも実地試験の受験者数が多いのは、学科試験のみに合格した人が翌年に実地試験のみを受けるケースがあるからです。
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