造園技能士1級2級の検定内容と合格点について


造園技能士は1級から3級まである国家資格になります。ガーデニングが流行している昨今では取得しているとプラスになることも多く、造園業を営んでいる人からは高い人気を誇っている資格です。

造園技能士1級2級の学科検定内容と合格点は?

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造園技能士の検定試験は幅広い知識が問われることになります。受験資格としては大雑把にですが、1級で実務経験が7年以上、2級で2年以上となっているので覚えておきましょう。職業訓練校歴や各種専門学校や対応する学科の卒業者は必要となる実務年数が異なってきます。

造園技能士の資格検定の内容ですが、1級2級ともに学科試験と実技試験の2つです。ただし、実技試験の場合は作業試験と要素試験の2つに分けられます。では、検定で問われる内容を見ていきましょう。

1級の学科試験では真偽法と四肢択一法による問題が50問、100分で行います。合格基準としては100点満点中の65点以上です。試験科目としては、庭園に公園、施工法、材料、設計図書、測量、関係法規、安全衛生の7つからなります。この中で測量については1級2級のみ問われる内容であり、測量の方法は1級のみです。

他にも設計図書における積算の方法も1級のみの出題となります。また施工法における造園工事の施工計画と段取りについても1級と2級のみの内容です。

1級2級造園技能士の実技試験の内容と合格点は?

造園技能士の資格検定の内、実技試験は先述の通り、作業試験と要素試験の2つです。1級の場合、作業試験では指定された区画内での実務を行います。竹垣製作、つくばい施設、飛び石と延段施設と景石配置と植栽をしなければいけません。試験時間は3時間30分となります。

要素試験としては樹木の枝部分を確認して、その樹種名を判定するもので、試験時間は10分です。
2級の作業試験も1級と同様に区画内での四つ目垣、飛び石灯の施設になります。試験時間は同じく3時間30分です。

要素試験も1級と同じことが行われるのですが、試験時間が10分ではなく7分30秒になるので注意しましょう。合格点は各級ともに65点以上となっています。

平均合格率は1級で25%、2級で40%なので、そこまでの難関試験ではありません。しかし、実技試験ではかなり細かい点まで聞かれますので、しっかりと対策をしておく必要があるでしょう。各都道府県にある造園業協会では事前に講習を行っているところもありますので、試験前に受けておくとかなり参考になります。実際に実技試験が行われる場所で講習が行われることもありますので、有用な講習だと言えるでしょう。


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